お母さんのつげが

2001年6月14日
なくなった姑は、何をさせても、上手。
家の植木の手入れまでも自分でしていた。
なくなる何年か前からは、私が見よう見まねで。
でも、母の様にはいかない。

そして、母もなくなり、2年程前からは、
だんなさんがしているが、つげの木が、
とうとう、いけなくなった。

先日、造園業の人に見てもらうと、
寿命がそれ程長くない木らしい。
10年以上もったから、いい方とか。

今朝から、そのつげを抜いて、
新しい寒椿を植える作業をしてもらっている。
この大雨の中。クレーンを使って。
すごい、大掛かり。狭い庭やのに。

母が、大事にしていた「つげの木」。
枯れてしまっても、何とかならないか、
あれこれしたが、だめだった。
寿命と聞いて、すこし、安堵するが…

なくなった人にまつわる品物は、
色々な思い出もあり、なかなか、
処分できない。

やっと、この木も換えようと言う気になった。
もう、6年が過ぎようとしているのに。

母のことを思いつつ、身内の悲しみと重なり、
つい、池田の事件のことを思い出してしまって、
涙があふれてしまう。
ご両親の心中をお察しするに計りきれない
悲しみがあると思う。
胸ふさぐ想いとは、この事。

もう書けない。合掌

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