ばばさまとの時間

昨晩は、だんなさんが会議の為に夕食がいらなかった。

なので、リフォームした家を見がてら、
ばばさまに来ないか？と持ちかけた。

娘としては、喜寿のお祝いを先延ばしにしているので、
後ろめたい気持ちがあり、ご馳走するつもりだった。

またまた、私の都合で会うのが夕方になり、
ばばさまの乗ったバスも道が混雑していて待ち合わせが遅くなり、
美味しいお料理やさんに食べに行くのはまたにして、
ゆっくりと家で出前のお寿司をとろうと言う事になった。

近所に美味しいおすし屋さんがあると、
こういうときに便利だ。

お詫びの印に茶碗蒸しも取った。

ばばさまは、美味しい美味しいと喜んだ。
ちょっと心が軽くなる。

でもね、一人で生活していると自分のしたいようにするから、
テレビも絶対見たいのをみるわけでぇ。

ばばさまは、バレーボールを見たいというし、
私は、洋画を見たいと言うし、
結局、私は2階、ばばさまは1階でテレビを見ることになり、
洋画が終わる頃には、ばばさまはさっさと布団に入ってしまって、
すでにご就寝。

元々、何でも話をする一卵性親子ではなかった。

世間では、母娘でとても仲がよく、
一晩中でも話をすると聞いた親子もある。

私は元来冷たいのだろう。

ばばさまを見ていると、それだけで安心してしまい、
心の面まで思いやってあげようとしない。

もう少し優しくできないかといつも思う。

駅前のバス停まで送っていった後は、
『今度来た時は、話を聞いてあげよう』と思うのだが、
会うと、自分のペースで物事を運んでしまう。

やはり、旅行に出るのが一番だろう。

来年には、ばばさまを連れて喜寿のお祝い旅行に二人きりで
行くつもりである。

気を使わず、美味しいものをゆっくりと温泉に浸かりながら
食べたい。
これがばばさまの希望なのだ。


つまりは、だんなさんはイランということ。ハハハ