本番

朝、10時に先生のお宅に集合して、練習して、
お昼を食べて雨の中、車で会場へ。

まだまだ未完成状態のハーモニー。

でも、出ることに意義を見つけよう。
そこから次の課題がきっと見つかるはず。

すでに、少しばかり見えてきている私。

何とか身体で正しい歌い方を憶えたい。

さて、会場に着いてから受付まで10分ほど。

先生は、メンバーにギリギリまで歌い方を指導される。
団長が同じアルトで、今回調子がイマイチなので、
先生も気がかりなようだ。

受付を終えて、リハーサルへ。

会場で決められた時間内に歌えるかどうかを計ろうとした。
だが、またしても途中で歌い方に納得がいかない先生は止めた。

ソレやこれやで実際に通して歌ったのは・・・？？ハテあっただろうか？

規定時間をオーバーすると失格になる。

でも、リハの段階でも止められる我々。

不安を抱えつつ、更衣して、舞台袖に待機。

いざ本番。

あ〜〜〜あ、違う、違うぞと思いながら声を出す私。

先生が求めておられた声は、結局出せなかった気がする。


ガックリして、舞台を降りる。

誘導で付いてきて下さった方は、「アルトが良かったです」と
言ってくださったけど、全体的には、やはりソプラノが良かったよう。

着替えて、ホールの客席へ。

私達よりも後のグループの演奏を聴く。

中には、少し毛色の違ったグループもあった。
第一回の開催だから、色んなグループがあって良い。

そして、ラストのグループ。

もともと、全国大会で金賞を取るようなグループの精鋭メンバー。

発声の基礎が出来ている。

その声を聞くと、心が癒されるのだ。
先生の目指すグループだ。

だけど、そのメンバーは、ほとんど30代まで。

先生、我々の平均年齢を考えて欲しいもんだわ。

いざ、発表。

学生の部から、順々に発表。

一般の部、金賞から順々に発表。

諦めかけていたら、な、な、な、なんと銅賞をゲット。

もちろん、金も銀も、銅も複数グループに授与されている。

だから、単純に3位と言うわけではない。
(銅賞と聞いたら、3位と思う方も居られるだろうから注釈を）

だけど、全く賞を貰っていないグループも半数くらいは有る。
そうおもうと、銅賞と言ってもいただけただけ嬉しい。

その瞬間、皆飛び上がって喜んだ。
まるで学生と同じ。へへ

終わってからの打ち上げのビールが美味しかった事。

おなか一杯イタリアンを食べて帰った。

来年はアカペラに挑戦する事になった。

まだまだ、修行は続くのだ。