「白い巨塔」
有名な小説のドラマ化

今までにも、田宮二郎、唐沢寿明が主役で
放送された。

今、岡田准一が主役の財前教授役を
して五話連続放送中。

その三話目。
ドラマの展開に、その昔、姑が亡くなった
あの日を思いだした。

だんなさんと一緒に、いつもの様に
お見舞いに行った日。

手術の後、一度、退院したものの、
また体調を崩し再入院した。

そして、その日、入院した日より、様子が良くなかったから、医師の説明をお願いした。
だって、相部屋から、個室になってたから。

説明は、担当医から、その上司と言う医師に
変わってされた。
私は、詰め寄った。
「本当に大丈夫なんですよね」と。

だが、姑の容態は、私が頼まれた電気毛布を買いに駅前の商店街へ行っている間に急変した。

個室は、無菌室へと変わっていた。
朝は、そのまま、入室できたのに、帰ったら、
防護着を着ないと入れない。
不安だった。意識レベルも下がってきていた。

朝には、届いた年賀状を病院に持って来て欲しいと言っていたのに。
帰ったら、意識がほとんどない。

心配しながらついていると、突然に、
呼吸が激しくなり、ナースコールを押し
詰所に駆け込んだ。

そのまま、退室するように言われて、
あわただしく、医師やナースが出入りし
そのまま、姑は、亡くなった。

次に姑に会ったのは、亡くなってから。
信じられなかった。

急変から、最後の時まで、本当に最善の処置が
なされたのか。

だんなさんと途方に暮れた、病院の長椅子。
今でも泣けてくる。

あの時に、だんなさんも病院の誤診や、と言った。だが、訴えたところで、姑は帰ってこない。悔しいが、姑の死を受け入れた。
現実だった。

明日の予告では、訴えた裁判のシーンが。

今もあの日の病院の対応に疑問を持っている。
リウマチで入院するはずが、その直前に、
敗血症になり、救急車で搬送されて入院。
ICUから、個室に移り、何とか奇跡的に元気になった。
だが、治療しているながで、腎臓が悪いと言われ、手術が必要と言われ、手術した。

姑は、子宮ガンの手術経験者
癒着も酷く、予想を越えた時間がかかった。
だが、大丈夫やから、と退院させられ
自宅療養に。
でも、以前の元気さは、無かった。

そんな中、体調を崩して再入院。
私も、あんじていたから、入院してホッとした。

だが、だが、あんなことに❗

ドラマの様に何も知らず、全てを術後の急変
ということで、済まされているケースは、
世の中に、一杯有るだろう。

聞いた。
医者は、同じ医者の判断を批判しないと。
かばうと。
だから、医療裁判は、勝ち目がない、とも。

未だに、疑惑は拭えない。

だから、二度とあの病院に、行きたくない❗
支払いも振り込みで、済ました。

そんな中、唯一、救いだった事。
亡くなった姑に着せる和式の寝間着を
見ず知らずの私に、分けて下さった
洋菓子店の奥さん。

とてもありがたかった。
後日、お礼に伺った時も、お互い様です、と
言って下さった。

医師に、この方の様な心があったなら、と
思った日だった。

思い出して、また、泣いています。

全ての医師がそうだ、と言いません。
立派な、お医者さまも、沢山おられると、
思います。

でも、それを、見極めるのは、医療従事者でないと難しいのかも。

だから、病院のランク付け等の本が
発売されるのだろう。

たまたま、ばばさまは、薬を止める事で
生き返ったと言っても過言ではない。
それを認める病院であった事が幸いした。

姑を守れなかった、後悔は、もうしたくない。




コメント

まるこ
2019年5月25日6:23

白い巨塔見ています。大学病院という伏魔殿では実際何が行われているのか不安になります。かくいう私も大学病院にお世話になってている身の上ですから。
義母様の不自然な亡くなり方、遺族としては納得出来ませんね。医療ミスを疑いたくなるお気持ちよく分かります。さりとてこちらに医師レベルの知識もなく医師の言うがままな状況が多いのが現状で…。naochan の悔しいお気持ちを思うと言葉が出ません。医師は最善を尽くすと言います。が、その医師の判断がベストなのか??
そんな疑問を持つ事もあります。お母様がお薬をやめる事で回復された事。本当に良かったです。

羽生遊
2019年5月25日18:25

僕も見ています。
naochanの辛い話をあまりにも辛い話をお伺いして、
僕自身も病院関係者ではありませんが、一医療人として、
改めて相手の親身になることの重みを噛みしめています。

いつも考えています。真の健康とは何かと、生きることって何かと。
もちろん、答えは出ていませんが、
ずっと考え続けて日々を送ろうと思っています。

naochan
2019年5月25日21:52

まるこさんへ
重い話を聞いて頂き、申し訳ありません。
気持ちをどこかに、吐き出さないと
高ぶって眠れない気がして、
スマホで、書きなぐりました。
お陰さまで、何とか落とせました。
また、心の小箱に。消えない小箱です。
本当に聞いてくださり感謝します。

naochan
2019年5月25日22:07

羽生遊さんへ
ご心配を頂き、寄り添ってくださり、
ありがとうございます。
親身に、患者さんと常日頃から、
接しておられるのは、良く知っています。
そんな羽生遊さんですら、まだ謙虚に、
襟をただそうとされている。
世の中の医療従事者が、皆、そうあって欲しいです。
そしたら、こんな疑惑を持ち続ける遺族は、
いなくなるでしょう。
「白い巨塔」での里見先生だけが、希望です。

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