検査の結果

昨日、ばばさまは、心臓のカテーテル検査を受けた。
先生の説明で10時半からの検査開始と聞き、10時には、
病棟のデイルームなるところで待機していた。

一応、病棟の看護師さんには、声を掛けて待ったが、
待てど暮らせど連絡が無い。
どうしたモノかと思って居たら、11時半になって、ベッドごと検査室へ行くために
エレベーターの前で看護師さんが呼んでくれた。

「おーい、聞こえる？」と声を掛けたが、こちらを向こうとしない。
後で聞いたら、首を寝違えたそうだ。
でも、その時の反応が気がかり。数日前とはまるで別人。

検査は直ぐに終了して、12時前には終わったからお迎え行きますと
看護師さんが伝えてくれた。

そして、先生からの説明を受けた。
結論から言うと、心臓の血管に狭窄部分はなかった模様。
ステントは入れなくて済んだ。
なので、一過性の心筋梗塞のような状態で、原因ははっきりしないが、
血圧が異常に高くなって、心臓内に血流が行きにくい圧になり、
酸素が肺に運ばれなくなり、苦しくなったらしい。

明日、土曜日に、腎臓の検査をして、問題が無ければ、火曜日の朝には
退院出来る見込みとなった。
先生の言葉の中に、「認知機能も低下しているみたいなので」とあり、
さっきのエレベーター前の顔つきに合点が行った。

説明を受けた後、先生と一緒に病室に行った。
ばばさまは、まだ、部分麻酔だが麻酔が効いているのか、
それとも私が来ている事を理解していないのか、
言葉も入れ歯を外しているせいか、はっきりしないし、うつろな感じだ。
退院の日には、荷物が少ない方が良いだろうと思い、要らなさそうなのは
持ち帰った。
先日には、カーディガンが無いとか、歯ブラシがないとか色々言っていたのに、
持参した押し車の中にある荷物も持参したままだったし、
看護師さんに全てして頂いているから仕方ないのかも知れない。
だが、歯ブラシは？どうする？って聞くと、要らない、洗顔石けんは？と聞いても要らない、と言う。

入院して、ずぅ～と同じ時間を過ごし、メリハリが無くなっているのだ。
家に居たら、デイサービスに行くのに、朝起きて、着替えて、洗顔して
クリームを塗って、眉を整えたり、髪をとかしたり、鏡を必ず見るのに。

とりあえず、病院に居る間は、私の自由にはならないので、
看護師さんも見に来られたので、そそくさと帰った。
もう、色んな事をおねがいしても難しいだろうから。まず、年末年始が
山場だな、と思う。
私が如何に、落ちた認知機能を呼び戻せるか。。。


帰ってから、ケアマネージャーさんに電話して結果を伝えた。
その時に、ばばさまから「デイサービスに行きたいネン」「ショートステイは、あっちやのぅて、こっちに行くねん」と言っていると伝えた。
デイサービスとショートステイを同じ施設で利用していたが、
ショートは、都合で別の所になった。普段の状態だと我慢しているのだろう。
それが、今、しんどいをしんどいと深層心理を話しているのだろう。
すると、とりあえず、退院した日の午後に、ケアマネージャーさんと
デイサービスの責任者であり、ばばさまを車いすから押し車までリハビリで
指導して下さったスタッフが一緒に来てくれる事になった。
退院の翌日は、デイサービスの日。
今年最後のデイサービスに行く事で、ばばさまの頭がクリアになることを祈る。

そして、夕方には、かかりつけの先生に検査結果をお伝えに伺った。
あちらの病院からは、キチンと連絡はくると思うのだが、
直接にお話する事で、また、今後の参考になるお話も聞けるかと。
先生は、狭窄がなかった事は、また、何かのストレスで同じ状態になる可能性が有る、と言う事だ、と仰った。
それだけ、もう、心臓が弱ってきていると言う事だと。
つまりは、しんどいなら、ショートもあまり入れない方が良いのかも、と
そんな気になった。
ばばさまの心では何とか耐えきれていたのが、身体が悲鳴を上げたのだろう。
それともデイサービスを考えるか？まぁ、本人次第だ。

ソレよりも、今は、ばばさまの認知機能が心配だ。
月曜日に検査の結果を踏まえて最終診察をしてから退院にと先生は思っておられる様だが、その3日間が、どう転ぶか。。。。

今、心配したって、なるようにしかならない。ケ・セラ･セラだね。