退院当日

朝9時過ぎには、会計を済ませて病棟へ上がった。

ばばさまの着て帰る洋服と下着は昨日のうちに運んでおいた。
看護師さんと共に、先生も来て下さった。
先生によると、やはり骨髄に問題がありそうだとか。
でも、この年齢で、わざわざ検査する事もないと言う事で、まずは投薬で
様子を見ることになった。
後は、食事から。う～～～ん、そっかぁ。

病棟へは、介護タクシーを頼んで下さっていたから車いすでお迎えに来て下さった。病室から私が待つデイルームと言う所までは、自分の押し車で歩いてきた。
だけど、着いてすぐに、しんどいと言いだした。無理は無い。
介護タクシーの車いすに乗り、一路、自宅へ。
車は幅があるので、いつものくねくね道を行かずに、国道から入る。
家の前で車いすから降りて、手引きで寝室へ。
息が上がっている。
しばらくして、着替えたが、ココでも以前は不要だった介助が必要になった。

昨夜の内に、ばばさまの部屋からの呼び出しベルを買っておいた。
ナースコールならぬ、娘コールだ。
当分は、歩く時に見守らないと危なっかしいから。

お昼ご飯を食べて、生協のお兄ちゃんが来て、その後、ケアマネージャーさんと
デイ担当の責任者であり、リハビリ担当者でもある方が来宅。
ばばさまのデイでの対応をどうするかを見に来て下さった。
デイサービスは行きたい、ショートステイは遠いから嫌だ、と。
遠いだけでは無いだろう。やはり、スタッフに未だ遠慮があるみたいだ。

お二人が来られるとばばさまのテンションは上がった。
別室で、入院していた病院からのお手紙を渡したり、様子を話したりした。
その時に娘コールがなった。トイレに行きたいと。
デイ担当者の方の前で歩いてトイレに向かう。見て頂くチャンス。
済ませて自室に戻って、座って喋る、喋る。息が上がっているのに、話したくて仕方ない模様。横になって休んだら？と声を掛けて下さるも喋る、喋る。

お二人のスタッフから、あれだけ気力があったら大丈夫ですね、と。
ただ、やはり、息の上がり方を気にしてくださり、リフト浴になりそうだ。
お風呂でよく喋るから、しんどくなるだろうとの配慮だ、笑
どんだけ喋るの？と娘は思う。

今夜、キムタクのドラマが再放送される。
他にも新年のドラマの宣伝でテレビ出演がある。
テレビガイドと首っ引きで、付箋を付けて記しをつけている。
好きな人の事を思って、早く元気になってくれ。
それまで、ちょっと、遠いショートステイはお休みにしたから。
今、夕方5時。
夜に備えて、休むそうだ、笑

バタバタの退院でしたが、おかげさまで何とか帰って来ました。
いつ、また、同じ事が起きるかは判りません。
でも、今は、そうならないように気を付けて、ばばさまの生活とこちらの生活とを両立させていきたいと考えて居ます。
長々とお目通しくださり、ありがとうございました。
そして、ご心配頂いた皆さま、本当にありがとうございました。