長い一日

ばばさまを送り出してから、だんなさんの病院に向かう。

朝食を部屋に運ぶと、赤い顔をしている。それに、今日は、昨日より、ずっと気温も低いのに、夏場に着ててもおかしくない格好なばばさま。
この時期は、毎朝、口喧嘩。
私が用意した服を必ず、文句無しに着るなら、用意もしよう、
だが、自分が着たいと思ったら、
勝手に変える。だから、なら、自分で決めなさいよ。
ま、頭も使う事になるだろうし、
それも良い事と、だが、余りにかけ離れると、ね。

さて、だんなさんの手術は上手くいったみたいだ。なぜなら、だんなさんが饒舌だったから、笑
やはり、不安だったのだろう。
見える方の目が見えなくなったら、と。
会計前に、病棟の待合室で会うと、
ハッキリ見える自慢だった。まるで子ども、笑

会計を済ませ帰る道すがらも、
本当に良かった、としみじみ話していたから。食事は、私のおにぎりだけで、病院のは食べなかったそう。

術後には、透明フィルムみたいなのを目に貼り、防御用にメガネをしていた。
透明だから、目を開けたら見えていたそうで、初めは真っ暗で、しばらくすると斜めにモノが歪んで、凄く心配したそうだ。だが、しばらくしたら、キチンと見える様になり、ホッとしたそうだ。次回は、まず明後日に診察。
１人で行けるそうだ。まずひと安心。

そして、心配なのはお向かいの事。